CH2次創作サイト
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世の中が色鮮やかなクリスマスカラーになってきた12月。今年一番の冷え込みと言っていた通り、外に出れば吐く息も白いほど寒い。

「・・・香もいしねぇし、こんな寒い日は美樹ちゃんに温かぁ~いコーヒーでも入れて貰おうっと♡」

足取りも軽く、キャッツの扉を開けてみると、そこには皿を磨いている海坊主が一人。

「・・・なんだ、お前か。美樹なら居ないぞ。香と買い物に行ってる。」

「ふ~ん・・。なぁんだ、つまんないの~。折角・・・・」

言いかけた時だった・・・


カララ~ン♪


カウベルが鳴るのと同時に聞こえた元気な声。

「こんにちは~!!冴羽さんと香さん居ます~?」

声の主は、小脇にワープロを抱えた唯香。

ゲッ・・・。一番会いたくないヤツが来た・・・

逃げるが勝ちと言わんばかりに、そそくさと店から逃げ出そうとする俺を、唯香が見逃す筈もなく、グイッとジャケットの裾を引っ張られた。

「冴羽さぁ~ん。お姉ちゃん達から、2人の間が進展したって聞いたんで、早速取材に来ちゃいましたぁ~♪」

・・・あの女狐姉妹~~!!自分たちが餌食になりたく無いからって、俺たちの事売りやがったなぁ~~!

美樹ちゃんとタコの結婚式で、確かに俺は香に想いを伝えた。・・・だが、唯香が期待している様なことは、何一つ無いのだ。新宿に戻って来てしまったら、まるで魔法が解けたように、あの素直な俺はどこかへと消え去り、何時もの天の邪鬼な俺に戻ってしまったのだ。

そんな複雑な俺の胸中を唯香が察してくれる訳もなく、キラキラとした瞳で次々と質問をしてくる。

「もうキスはしたんですよね??2人のファーストキスは、どこでどんな感じだったんですか?やっぱり、冴羽さんからアプローチしたんですか?」

あぁ、めんどくせぇ・・・。唯香の猛攻にたじろぎながら、助けが欲しくてカウンターの中にいる海坊主にチラリと視線を投げると、真っ赤になって固まっていやがる。

・・・ははは・・・・。海ちゃんには刺激が強すぎたみたいね・・・(ガックシ)

ダンマリの俺にしびれを切らした唯香が、はたと思いついたような顔をして、核心をつく事を言って来やがった。

「・・・冴羽さん・・・。まさか、まだキスもしてないんですか!?信じられなぁ~いっっ!!だって、香さんに告白したんでしょ!?」

俺の襟元をつかみ、首がガクガクと言うほど揺らして迫ってくる唯香の勢いに押されて、俺は思わず叫んでしまった。

「うるさい!!誰があんな男女とキス出来るってんだ!?」


そう叫んだと同時に、唯香の口が「あ」の形になり、その顔からは血の気が引いていた。掴んでいた俺の襟から離れた手は、俺の後ろを指さしている。

「んぁ?どうしたんだ?唯香・・・?」

唯香の指さした後ろを振り返ると、そこには、私用エリアからから美樹ちゃんと一緒に帰ってきたらしい香の姿。

最悪なパターンに、冷や汗が背中を伝う。唯香は、脱兎のごとくワープロを抱えて逃げ出した。

「あ、あたし、今日は帰ります~!!またねぇ~冴羽さん、香さん!!」



何とも言えない微妙な雰囲気が漂う店内。いつもなら、ここで香のハンマーが繰り出される所なのだが、今日に限って出てこない。

嫌な予感がして横目でチラリと香を見ると、買ってきた荷物を両手で大事に抱えたまま、俯いていた。

・・・泣かせちまったか・・・?

ここは軌道修正が必要か・・・。そう思って香にかける言葉を探していると、俯いていた香が、パッと顔を上げた。

少しだけ潤んだ瞳で俺をみて、あはは~と笑った。

「そうよねぇ~。あんたにとってあたしは、唯一もっこりしない男女だもんねぇ~!唯香ちゃんも、冗談きつわよね~~!!」

一気にまくし立てるように話す香に、俺は声をかけ損なってしまった。

「あ、美樹さん。買い物楽しかった!また一緒に行きましょうね~!!撩、あたしやることあるから、先に帰るから!じゃぁね?」

そう言って、俺の横をすり抜けてキャッツを出て行った香。後に残るのは、後味の悪いカウベルの音と、苦い思いだけだった・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お久しぶりです(;^_^A 仕事があまりにも忙しく、こちらにまでたどり着けませんでした・・・(。>ω<。)

あぁ、気が付いたらもう12月。そして、クリスマス~♪日頃お世話になっているサイト様のイベント物を、今から心待ちにしている私です。

うちの2人の間には、暗雲が立ちこめているようですが、撩ちゃんどうするんでしょうかね~??
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【2013/12/11 23:00】 | 中編
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