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ー早朝5時。まだ暗い東京湾に停泊する大小様々な船の中に、目指す船はあった。

かずえちゃんと教授の安全を考えて・・・と、2人のガードにミックも着いて来やがった。

・・・たぶん、香の事が心配でならないのだろう。居ても立っても居られない・・・って感じか?


「・・・撩、行くぞ。俺と美樹で雑魚は片づける。お前は香を探し出すのを優先しろ。」

そう言った海坊主は、いつにも増して重装備である。美樹ちゃんもマシンガンを引っ提げている。

船内の様子は曖昧な点が多いが、ある程度教授が調べてくれたお陰で、香が監禁されているであろう場所は見当がついていた。

俺もホルスターに相棒が収まっているのを確認すると、大きく伸びをした後、待機組の3人に声を掛けた。

「んじゃ、行ってくるよ。・・・ミック、2人の事、頼んだぞ?」

「OK!お前はさっさと行って香を助け出して来い!!」

バシッとミックに背中を叩かれる。教授とかずえちゃんは頷いていた。

「んじゃ、行きますか」

待機組の3人の背を向け、俺たちは香が捕らえられている船へと向かった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
船内の一番下にある船室に、香は捕らえられていた。扉には鍵が掛けられていたが、幸い拘束はされていない。

「・・・痛った・・・どこが手荒な真似しないよ・・・」

打ち抜かれた右肩はバンダナで止血していたが、じわじわと出血している。奪われていく体力を感じながら、腕にはめていた時計を外し解体していく。
中には、プラスチック爆弾と導火線。袖口からはワイヤーを引っ張りだした。

「・・・早くしないと撩達が来ちゃうわね・・・」

先ほどから上の方が騒がしい。・・・あいつはあたしを人質として撩の前に引っ張り出すつもりだ。その時に少しでも撩の役に立つように、ちょっとした細工をするつもりだった。

10分後、細工を終えた腕時計を元どおり手首にはめた所で、あの男が現れた。

「お嬢さん、待たせたね?君の出番だよ・・・」

冷めた笑みを浮かべた男は、あたしの両手を後ろ手に縛り付けると銃を突きつけ、部屋から引きずりだした・・・


連れて来られたのは操舵室の横の部屋だった。男は、その部屋の隅にあるパイプにあたしの手を縛り付けた。

後ろ手にされたことで、右肩の傷口が開いたのだろう。さっきより出血量が多くなっていた。・・・ちょっとヤバいかも・・・頑張れあたし!!

力の入らなくなってきた身体に、心の中で激を飛ばす。・・・せめて、撩が来るまでは・・・


薄れ掛けた意識を浮上させたのは、銃撃戦の音と、男たちの罵声だった。

「それ以上行かせるなっ!!撃てっ!!」

「早くしろっ!たった一人に何を手こずってるんだ!?」

近づいてくる気配と足音は、紛れもなく撩の物だった。

・・・・間に合ったわね・・・

意識を保つために、唇を噛みしめた。・・・あと少し・・・。目を閉じると全神経を集中させると、撩の気配・・・動きを読む。

タイミングを間違える訳にはいかない。一発勝負なのだ。

・・・来る!!

ドアが大きく開け放たれた。視線の先には撩の姿。

「香っ!!」

撩の視線は、目の前にいるあたしに注がれていた。あいつがそれを見逃す訳もなく、ドアの横から銃弾が撩目掛けてとんできた。

難なくそれらを避けた撩をみて、男は拘束されているあたしに寄ると、ぐいっと傷口に銃口を押しつけてきた。痛みのあまり、思わずうめき声が漏れた。

「動くなっ!!貴様のパートナーがどうなってもいいのか!?・・・銃を捨てろ!!」

撩と視線が絡み合う。

「・・・・・」

ゴトッという音と共に、撩はパイソンを床に置くと足でそれをこちらへ蹴って滑らせてきた。

「・・・物わかりがいいな・・・。そのままじっとしてろ。まずはお前から血祭りにあげてやる!」

ゆっくりと銃口が撩に向けられる。撩は静かに佇んだままだ。



心の中でゆっくりとカウントダウンする。

3・2・1・0・・・!!

袖口に仕込んだカミソリでロープを切り落とすと同時に、細工を施した腕時計のボタンを押すと、腕から外して男の足下に投げつけた。

床に伏せたのと同時に、パンッ!!という軽い音と共に、小さな爆発が男の足下で起きた。突然の事に、一瞬動きが止まった男の隙を撩が見逃す訳がなく、撩はパイソンに飛びつくと一瞬の内に男の銃を撃ち落とすと、両手足を撃ち抜いていた。


「・・・形勢逆転だな・・・ジャック。」

ジャックに銃口を向けたまま、床に伏せている香の元へ駆けよる。撃ち抜かれた右肩からの出血は止まっておらず、一刻を争う状態だ。

抱き起こすと、香はうっすらと目を開けて俺をみた。

「・・・りょ・・・。ごめ・・・ん・・・。美樹さん・・・は・・・?」

苦痛で脂汗を流しながらも、美樹ちゃんの心配をする香にため息を付きたくなった。

「お前のお陰で無事だ。傷一つねぇよ。・・・おいでなすった。」

俺が言い終えたと同時に部屋に踏み込んできたのは海坊主と美樹ちゃん。

「香さんっっ!!」

俺の腕の中の香を見て、美樹ちゃんが駆けよってきた。当の香は、美樹ちゃんの無事を聞いて安心したのか、気を失っていた。

「だぁいじょうぶ、美樹ちゃん。こいつ、そんな軟じゃねぇし。・・・それより、あいつの事頼めるか・・・?」

そう言って、ジャックにチラリと視線を投げる。

両手足を俺に撃ち抜かれたヤツは、痛みのためか、床の上でのたうちまわっていた。

「・・・やりすぎだぞ・・・撩。・・・さっさと行け。」

そう答えた海坊主に肩をすくめると、香を抱き上げて部屋を後にした・・・・



俺は、香を抱き抱えて走りながら、救出した時の事を思い出していた。・・・正直、あのとき香がロープを切ることは読めていた。だが、あいつの足止めをするような小型爆弾まで用意していたなんて、想像もしなかったのだ。おかげで余裕ができ、意趣返しとばかりに、ヤツの両手足を撃ち抜くことができたのだ。

「・・・とんだじゃじゃ馬だよ・・・お前は・・・。・・・・帰ったら、お仕置きが必要だな・・・」

こんなじゃじゃ馬、俺以外誰が面倒見れるってんだよ・・・?・・・覚悟しとけよ?カオリちゃん♪

傷が癒えて、アパートに帰ってきた後の事を考えると、自然と笑みがこぼれた。汗をかいた香の額に一つ誓いのキスを落とすと、船を降り、教授たちが待つ車へと向かった・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
完全放置状態で、スミマセン~(-_-;) 気にはなっていたのですが、あまりの忙しさに、こちらまで手が回りませんでした・・・(;´д⊂)

(・・・現在このタブレットの横に、仕事用のパソコンを並べつつ、同時進行・・・という事をしております・・・)

書きたいお話は頭の中にあるのに時間と体力がないのが悔しい・・・(泣)

・・・さて、無事(?)に香を助け出した撩です。カオリンお疲れさま~。
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【2013/11/17 23:00】 | To the destination ~しの様リクエスト~
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