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・・・俺は、どうしたいんだろうな・・・?

香が出かけて行った後、ソファに寝ころび、ボンヤリと考えていた。奥多摩での一件で、香に対する想いを告げた。あの時の気持ちに、偽りはなかった。

香が望むなら、何が何でも守り抜いて共に生きる覚悟も、決意もある。なのに、未だ最後の壁を超えられない自分がいる。

「愛するもの」と言っておきながら、香の気持ちを知りながら、香を「女」として見ないように逃げ回っている卑怯な自分。


・・・俺は、怖いんだ。香を女として愛してしまったら、今の心地よい関係が崩れてしまうことが。

CHの相棒というだけで、香は今までも危険な目に合ってきた。それに「CHの女」という肩書きが加われば、その危険性はより増してしまう。

ー失うことが、何よりも怖いー


先日、美樹ちゃんに言われた一言が、胸の奥にずっと引っかかっていた。

「香さんと、どうするつもりなの?・・・彼女は、あなたと生きていく覚悟は出来ているわ。そのための訓練だってしている。・・・前にも言ったけれど、この世界で生き抜くには、お互いが血にまみれる覚悟がないと無理なのよ?・・・それとも、まだ甘い考えをもっているの?いつまでも逃げ回っていたら、いつか本当に大切な物を失うわよ?」

ふと自分の両手を見つめる。

・・・この手で、どれだけの命を奪ってきたんだろうな・・・。

自分は、どんなに血と硝煙にまみれても構わないが、香にだけは・・・。という考えが、未だに自分の中にある事に気がついていた美樹ちゃん。

甘い考えだいう事は、重々承知している。これから先の事を考えれば、パートナーの俺が稽古をつけてやるのがスジだということも分かっていた。

だが俺は、稽古をつけてくれと何度も頼んできた香を、突っぱねたのだ。そして、本来俺がつけてやるべき稽古を、美樹ちゃんに押しつけたのだ。



・・・失う事が怖いなら、自分で自分を守れる様にしてやればいいだけのことなのに・・・。

今だって、きっと美樹ちゃんに射撃を見て貰っているのだろう。このところ鍛えているおかげか、身体は以前より締まって、動きも無駄がなくなってきた。

トラップだって難易度が上がっているし、仕掛ける速度も正確さも増している。

それを嬉しいと思う反面、苦しいと思うのは、俺の身勝手な思いか?


ふぅっとため息をつくと、今朝の香の顔が思い浮かんだ。

最近よく見せる寂しげな顔。何かを我慢して、耐えているような表情。そして、夜中に客間から漏れ聞こえてくる押し殺したような嗚咽。

こんなに近くにいるのに、何だか香が遠く感じることがある。

それは、きっと俺のせいだ。

「・・・自業自得ってやつか・・・?」

このままでは、仕事にまで支障を来すだろう。素人同然の香が、俺とパートナーを組んで来れたのは俺の力だけではない。香との信頼関係があったからだ。

きっと、今の俺たちは、脆い綱の上を渡っているようなものなのだろう。俺が香の立ち位置が変わることを受け入れ、香と向き合わなければそれは解決しないのだ。

「・・・どうすっかな・・・」

香とどう向き合えばいいのかわかっているくせに、あと一歩が踏み出せない俺。

そのことで、このあと俺は死ぬほど後悔する事になるのを、今はまだ知らなかった・・・

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撩の視線で書いてみました。あぁ、焦れったい2人です・・・(泣)

撩が「死ぬほど後悔する事」とは、一体どんな事なんでしょう?
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【2013/10/19 19:00】 | To the destination ~しの様リクエスト~
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