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「最近、乾燥するのよねぇ~」

「そうそう。ちょっと気を抜くと、すぐカサカサになっちゃって・・・。」

「やっぱり、リップクリームは欠かせませんよねぇ~」

昼下がりのキャッツで、美樹、かすみ、香の女3人で盛り上がるリップクリームの話。

「最近のって、色付きとか、香りがついたのとかもあるじゃないですかぁ~。ちょっとおしゃれでいいですよねぇ~」

と、かすみ。さすが、現役女子大生。

「そうねぇ~。でも色付きだと、ファルコンとキスしたのが分かっちゃうから、やっぱり私は普通のがいいかしら♪」

人妻の貫禄を魅せる美樹。隣では、真っ赤にゆで上がったタコが一匹。

「いいなぁ~。美樹さん。羨ましいっ!!」

キラキラとした瞳で美樹を見ていたかすみの視線が、今度は香に向けられた。

「で、香さんは、どっち派ですかぁ~?色付きですか?やっぱり、キスするときに邪魔だから、美樹さんと一緒で普通派ですか?」

ピキン・・・と固まる香。見る見るうちに真っ赤になっていく。

「あ、あたしは、こだわってないわよっ!乾燥予防になれば何でもいいのよっ!!」

そう答えて、慌ててコーヒーカップに口をつける香を見て、微笑む2人。

・・・やっぱり可愛いわよねぇ、香さんって・・・

・・・こんな所が、きっと冴羽さんにはたまらないんだろうなぁ~・・・

2人の視線に耐えかねた香が、早々にキャッツを後にしたのは、言うまでもなかった・・・



キャッツからの帰り道。たまたま目についた、薬局のオープニングセールの文字。

・・・何か安いかも・・・

セールという名に弱いあたしは、店へと向かい、歯ブラシなどの日用品を買い込んでいった。・・・と、ふと視界に入ったのは、さっき話題になった様々なリップクリームの並んだ棚。

「お客さん。今日は特別サービスで、この商品が半額ですよ~」

そう言って店員が差しだしたのは、ほんのりピンクの色付きリップクリーム。

・・・半額なら、いっか・・・

もし、撩が気づいてくれたら良いことがあるような気がして、あたしはそのリップクリームを買って帰ったのだった。


アパートに帰って、撩がいない事を確認して、こっそり客間のドレッサーの前に座る。

鏡を見ながら、買ったばかりの色付きリップを念入りに塗ってみる。艶がでた自分の唇を見て、うん。と頷いた。

「いいんじゃない♪」

ちょっと嬉しくなって、夕飯の準備をしようと客間を出た所で、帰って来た撩とぶつかってしまった。

絡まる視線。

「ん~・・・?お前、何塗ってんだぁ~?・・・口紅じゃぁなさそうだな・・・?」

ぐいっと撩の顔が近づいてきて、ドキドキする。

「・・・リップクリームよ。薬局のオープニングセールで半額だったの!」

「・・・ふぅ~ん。サクランボの匂いの色付きリップとは、また可愛らしいもん買ってきたなぁ~。」

からかう口調の撩に、ちょっとムッとして、ぐいっと両手で撩の胸を押し返した・・・はずだった。

一瞬の間に捕まれた両手首。壁に押しつけられた背中。暗くなった視界。そして、唇に感じた温かくて柔らかい感触。

目を閉じる事を忘れて、呆然としていた。

「・・・あ・・・・///」

離れた感触を確かめる様に、無意識の内に自分の指で唇に触れていた。

クシャリと撩の手があたしの頭を撫でる。

「・・・そのリップ、俺以外の前で付けんなよ?誘ってる様にしか見えねぇから。・・・それと、キスしたくなったら、今度からそれ付けとけよ?」

ピンッと、あたしのオデコを小突くと、手をヒラヒラさせてリビングへと消えて行った撩。

「ばっ///ばかっ!!」

そんな恥ずかしい真似できるかっ!!って、そのときは思ったけど、撩と喧嘩した後とか、素直に仲良くしたいって言えない時に、こっそり念入りに魔法のリップクリームを塗っていたあたしが居たのだった・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
久々に「お題」に挑戦してみました。色付きリップ、結構便利なので愛用しております。

カオリン、似合いそうですよねぇ~(//∇//) 

次回からは、しの様から頂いたリクエストのお話をアップして行く予定です。内容は原作程度、奥多摩後の2人。という設定で、切ないお話になります。

よろしければ、お立ち寄り下さいませm(_ _)m
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【2013/10/16 00:00】 | お題
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