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掃除の時に高校の卒業アルバムを見つけ、懐かしくて思わず手にとって見入ってしまった。

「あ・・・」

アルバムから一枚の写真がパラリと落ちた。・・・初めて撮った撩の写真。

「ふふっ。変な顔~」

この頃のあたしは、「恋愛」なんてものには縁遠くて、どちらかというと同性にモテてた気がする。

「懐かしいなぁ・・・。」

最初は撩の事を、兄貴を誑かした悪いヤツだと思っていたんだっけ・・・。

でも、本当は優しい男だった。あの、小さな女の子を見送る撩の背中にあたしは恋をしたんだ。



恋愛なんてしたことがなかったあたしは、この想いをどうしたらいいのかわからなかった。

撩と暮らしていく中で、撩という男を知る度に強くなっていく自分の想いに戸惑った。

自分の想いに気がついているはずなのに、知らない素振りをする撩の態度に腹を立てたこともあった。

『あたしをみて!あたしの気持ちわかってるんでしょう?なんで知らんぷりするの?』

振り返ればなんて幼い恋心だったのだろう。と思う。

自分の想いに応えてくれない撩を責めるなんて。

その頃のあたしは、撩のパートナーとして認められたい一心で、撩の本心が見えていなかったのだ。

撩がどれだけあたしの事を考えて、思っていてくれていたかを。

撩の心の葛藤に気がつけなかったあたし。すれ違っていた想い。

だけど、ミックとの一件で撩の本心にやっと触れることができた。

やっと「パートナー」として認めてもらえたことが嬉しかった。



海原との戦いの後、なにもなかったかのように振る舞う撩の態度に心が揺れた。不安になった。

撩の本心が見えなくて。

苦しくて、ミックの所に逃げたあたし。

でも、病院の屋上での撩とミックの会話を聞いて、迷いが消えた。

言葉なんかなくても、撩はちゃんとあたしを想ってくれている。

それで十分だった。そんな形の「愛」があってもいいと思った。

なにがあっても撩を信じようと決めた。もう、迷わない。




そして今。

「たっだいまぁ~」

玄関から騒々しい声が聞こえてきた。

パタンとアルバムを閉じるとリビングへと向かう。

そこには、酔っぱらった振りをして深夜に帰宅したパートナーの姿。

(まったく・・・誤魔化してるつもりなんだろうけど、分かるんだから・・・)

アルコールと香水の臭いに混じって感じる微かな硝煙の匂い。

「・・・おかえり、撩。怪我とかしてない?」

そっと撩の腕に触れた。

撩は黙ってあたしを抱きしめ、髪に顔を埋めてくる。

「・・・お前にはかなわない・・・な・・・」

あたしを抱きしめる腕に力を込め、撩が呟く。

黙って撩の背中に腕を回すあたし。

しばらくそのままでいたあたし達。お互いの鼓動を感じあう。

「・・・サンキュー。パートナーくん」

撩はあたしの耳元でそう囁くと、そっと唇を重ねてきた・・・・・・


これが今のあたし達の愛のかたち。

これからどんなふうに変わるかわからないけれど、ずっと撩の事を信じていこう。

言葉にしなくても、きっと撩にも伝わっているはず。

あたしは、撩の温もりを感じながらそう思った・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
香の「恋心」をテーマに書いてみました。・・・が、うまく表現できなかった気が・・・(-ω-;)

相変わらずの駄文ですみません... 読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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【2013/06/07 17:00】 | 短編
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