CH2次創作サイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

俺たちの所に、小さな天使がやってきたのは三月の末のこと。

暖かい日差しの中、あんな小さな身体からは想像出来ないほどの大きな産声をあげて、あいつらはこの世に生まれてきた。



「撩、抱っこしてあげてよ」

生まれたばかりの双子を前に、固まっていた俺に香が声を掛けてきた。

何でこんなに緊張してんだ?赤ん坊なんて、ミックやタコの所のを散々見てきたし、抱っこだってしてきたじゃねぇか・・・

世界一のスイーパーがこんなことで動けなくなるとは情けない。・・・でも、動けない。

「りょお?どうしたの?」

香の心配そうな声に、はっとする。

「い・・・いやぁ・・・。なんて言うか・・・。・・・不思議だなぁと思ってさ・・・」

なんだか照れくさくてそっぽを向く。

香がクスリと笑うのが聞こえた。

「・・・そうね・・・。ねぇ、女の子の方は、撩に似てると思わない?この髪も瞳も、撩そっくり」

ふわぁと呑気に欠伸をしている女の子を香は抱き上げると、そっと俺の腕に乗せてきた。

「あなたのパパよ。分かる?」

驚くほど軽い。ドキッとしていると、彼女と視線が合った。

小さな漆黒の瞳の中には、俺が映っている。

吸い寄せられるかの様に、彼女の小さな手に触れた。

小さな手にキュッと指を掴まれ、心臓が跳ねた。

「・・・可愛い・・・な・・・」

思わず呟いた俺。

「・・・可愛いでしょ?・・・自分の分身だものね?」

そう言うと、香は男の子を抱っこすると俺の横に座った。

こっちは香に似ているか・・・?茶色い髪に色素の薄い瞳。

でも、鼻筋とか口元は俺に似ている気がする。


ジワジワとこみ上げる何ともいえないあったかい気持ち。

ポツリ、と俺の腕の中の彼女の頬に滴が落ちた。香がびっくりした顔で俺を見ている。

「りょ・・・?ど、どうしたの?何で泣いてるの?」

は?泣いてる?

自分の顔を手で触って、自分が泣いている事に気が付いた。

「・・・何で、だろうな?幸せ過ぎて、訳わかんねぇんだよ・・・」

こんな顔を見られたくなくて、子供を抱いたまま香の肩に顔を埋めた。

そんな俺の頭を、香がそっと撫でてくれる。

「・・・一緒に幸せになろう?撩。・・・もっともっと幸せになろうよ。世界一幸せなスイーパーになろうよ」

まるで小さな子供をあやすかのような、優しい声。

「・・・そう・・・だな・・・。お前とこいつらがいたら、無敵かもしんねぇな・・・」

そっと双子たちの顔を覗く。・・・・と、男の子の方が、笑った気がした。

「あ・・・笑った・・・?」

「うん。笑ったね♪可愛いね。」

2人で顔を見合わせて笑った。

「どんな子になるかな?」

「さぁね?でも、間違いなく美男美女にはなりそうだな。」

「親バカだね?撩」

香がフフッと笑う。

「・・・悪い虫が付くのだけは勘弁だな・・・」

一瞬、ミックを思い浮かべた俺。呟いた一言を香が聞いていたらしく、大笑いされた。

「一体何年後の話ししてんのよ~!もぉ~っ」

「うるせぇっ!親が子供の心配してなにが悪いっ!」

親バカ全開の俺。今までの事を考えたら、あり得ない光景と思考。

その日が無事に過ごせればいいと思って生きていた頃の俺が、こんな風に先の事を笑って話す日がくるなんて・・・。

なんだか照れくさくなった俺は、子供ごと香を抱きしめ、耳元で囁いた。

「これからもよろしくな。最強のパートナー君」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2人の子供なら、きっと美男美女でしょう!是非見てみたいです。

さてさて、どんな子供に育つのでしょうか・・・?
関連記事
スポンサーサイト

【2013/05/17 23:16】 | kids room
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。