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「話しがある。ちょっとつき合えよ」

そう言って撩が、ミックとファルコンを教授宅へとつれて行ったのは美樹とカズエの妊娠が発覚する1年前の冬のことだった。


「何なんだよ、撩?男4人で顔付き合わせて話さなきゃならない話って。」

「そうだ、何かあったのか?」

教授宅にこの3人が集まる理由があるとするなら、それは相当やっかいな話しだと2人は思っていた。

だが、撩から聞かされた話は、2人の予想外の事だった。


「・・・なぁ、おまえら、子供作る気ないか?」

撩の一言に、飲んでいた酒を吹き出す2人。

「なっ・・・おまえっ・・・。まさかっ、香を妊娠させたのかっ!?」

撩の襟首を掴み、迫るミック。真っ赤になって固まる海坊主。

「ばっきゃろいっ!俺が何の用意もなくはらませる訳ねぇだろっ!」

今にもチューしそうな位の勢いで顔を近づけているミックを引っ剥がしながら撩が答える。

「じゃあ、なんでいきなりそんな話しになるんだよっ!」

納得がいかないミックは、なおも食い下がる。・・・このままでは、話が前に進まないと感じた教授が助け船を出した。

「まぁまぁ、話しは最後まで聞くもんじゃぞ、ミック。・・・お前さん達、パートナーに自分の子供を抱かせてやる気はないのかのぉ?」

一瞬だまる2人。

「ま、こんな商売してる俺たちだからなぁ。美樹ちゃんもかずえちゃんも、子供の事は諦めてるんじゃないか?」

頭の後ろで手を組んで天井を見上げながら呟く撩。

「・・・そうだな。お互いあえてその話題を避けてたかもな・・・。」

「・・・美樹は、俺が居ればいい。としか言わん。・・・だが、俺はあいつから、これ以上普通の女としての幸せを奪いたくない。」

「だが、子供を持つってことは、それだけ守るものが増えるって事だからな・・・」

お互いの苦しい胸の内を打ち明ける2人。重苦しい空気が流れる中、撩が口を開いた。

「・・・だよなぁ。・・・でも、俺は香に自分の子供を抱かせてやりたい。あいつ、子供好きだしな。」

そんな3人をみて、教授は心のなかで苦笑いする。

(やれやれ、まだまだ3人とも青いのぉ・・・)

「男はのぅ、守るものがあれば強くなれるもんじゃ。それに、お前さん達が思っている以上に、お前さん達のパートナーは強いぞ。・・・特に撩。お前さんの所は、この2年間で随分と腕を上げておるからのぅ。・・・ま、お前さんなりの『準備』のひとつじゃろ?香くんを鍛えてるのは。」

チラリと撩をみる教授。ふーっとため息をつくと、撩は本題を切り出した。

「もし、お前達が俺と同じ考えなら、お互い協力しないか?幸い、うちのアパートはがら空きだし、1階分まるまる改造してシェルターにすれば子供達の安全は確保できる。仕事で離れなきゃならない時は、誰かがボディーガード役として残ればいい。そうすれば、実現可能な夢じゃないか?」

撩の言葉を受け、教授が提案する。

「もしその気があるなら、子供の事はうちで面倒をみよう。ここならセキュリティーもしっかりしておるし、ぎりぎりまで子供のことがバレる心配はないじゃろ?」

まだ見ぬ未来の話し。お互いのパートナーの事を思い、暫し考え込む2人。

先に沈黙を破ったのは、海坊主だった。

「・・・この話し、受けるぞ撩。・・・俺もお前と同じで、美樹に子供を抱かせてやりたい。」

続いてミックも口を開く。

「カズエの子供なら、きっとキュートだろうな。・・・撩、俺も仲間に入れてくれないか?」

覚悟を決めた男3人。教授の知恵を借りながら、そう遠くないうちにくるであろうコウノトリのために、最高のゆりかごを用意する準備を始めたのだった・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
撩の計画は、まだ女性陣には秘密デス(≧∇≦)b

きっとこの3人なら、何の準備もなしにパートナーを妊娠させることはないだろうなぁと思って書きました。

次回は、美樹とカズエの妊娠、出産のお話の予定です。カオリン、おまたせ~!
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【2013/05/07 17:00】 | 陽のあたる場所
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