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奥多摩の一件から早一ヶ月。新宿の種馬と言われたオトコが、難攻不落の敵と戦っていた。

相手は彼の相棒の「槇村香」である。



奥多摩の一件以降、香に対する撩の態度が一変した。暇さえあれば、香を見つめている。優しくなった。

可愛い。愛おしい。抱きしめたい。キスしたい。できれば、モッコリもしたい。

香への想いは膨らむ一方で、何とか恋人として進展したいのだが、なかなか上手くいかない。

早い話が、避けられているのだ。



(相思相愛なのに。イイ年のオトコとオンナが、いつまでもプラトニックな関係でいるのはおかしい。)

(好きなオトコにせまられて逃げるオンナなんて、きいた事がない。)

毎日、あの手この手で香にせまり続けているが、全敗である。

超がつくほどの天然のせいか、はたまた「オンナ」としての自覚がないのか、自分がそういう対象になるとは思ってないのか。

昨日なんて、一緒に恋愛ドラマを見ている時に、軽く抱き寄せて香の肩にそっと頭を預けたら

「どうしたの?具合でも悪いの?」

と言われ、体温計を出される始末。

(このシチュエーションで、フツーそんな訳ないだろっ!)

がっくりうなだれる撩。・・・どうしたものか。

色々考えた末、ここは男らしく直球勝負にでることにした。



決意を新たに、リビングのソファでくつろぐ香の横にドサッと座った。

「香。俺、おまえとモッコリしたいんだけど・・・今夜、どう?」

(これでどうだっ!俺の気持ちわかったかっ)

目を見開いて撩を見つめる香。あまりの直球に口をパクパクさせている。

やっとのことで紡ぎ出した言葉は、撩を撃沈させた。

「むっ無理っっ!!だだだって、あたしなんかっ」

真っ赤になって両手を顔の前でブンブンと振りながら後ずさる香。

ここで逃がしたら、新宿の種馬の名が廃る。撩は逃げる香を引き寄せると、ソファに押し倒した。

固まる香。

「逃げるなよ。・・・逃がさねぇよ。・・・俺には、おまえしか居ねぇんだよ。」

右手でそっと香の頬を撫でる。目をギュッと瞑ってビクリとする香。

「・・・ったく。そんなに怯えるなよ・・・。・・・悪かったよ・・・。」

(やっぱ合意の上じゃねぇとな・・・。)

撩はため息をつくと、震えている香をそっと抱き起こした。

腕の中の香は、今にも泣き出しそうな顔をしている。

「りょっ・・・ご、ごめん・・・。でも、あたし、自信ないし、それに、どうしたらいいのかも解んないし・・・。」

香だって撩のことが好きなのだが、迫られた事がない(ミックは別だが)ので、どうしたらいいのか解らなかったのだ。

お互いどうにかしたい思いはあるのだが、6年間という歳月が2人の間を阻んでいた。



そして今、冴羽撩は「スキンシップ強化月間」と名付けた作戦を密かに実行中である。

スローガンは、「自然に帰ろう」

とりあえず、毎日香を抱きしめて自分に慣らして、揺さぶり落とそうという計画である。

「かおりちゃ~んっ」

日課となった抱擁をしようと近づく撩だったが、本日は恥じらいハンマーの餌食となって撃沈した。

「くっ・・・くっそぉっ!俺は絶対に諦めないぞっっ!」

ハンマーの下で握り拳を作り、新たな決意をした撩であった。


・・・春はまだ遠い・・・?
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【2013/04/20 00:00】 | 短編
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