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「そこの綺麗なお嬢さん、一発・・・いや、一杯一緒に飲もうよぉ~?」

‥‥こんなところでもナンパするんかっアイツは(怒)

ナンパするリョウを見て、香はハンマーを出しそうになるが、場所が場所だけに寸でのところで思いとどまる。

今日はミックからのお誘いで、ちょっとイイ感じのBarに来ているのだ。


ミックが万年金欠の冴羽商事にオイシイ話を持って来たのは昨日のこと。

「取引先の関係者が、友人もどうぞって言ってくれてるんだ。かずえと美樹も楽しみにしてるって♪一緒に行こうよ!たまにはカオリも息抜きした方がいいよ♪」

香の手をさり気なく握りながら、チラリとリョウをみるミック。

リョウは明らかに嫌そうな顔している。

(ミックの野郎、余計な話持って来やがって!そんなところにこいつを連れてったら、男共の餌食になるじゃねぇかっっ!)

香が行くのを何とか阻止したいリョウだったが、ミックの方が一枚上手だった。

「着ていく服は僕が預かっているんだ。香のことを良く知ってる人からのプレゼントだよ♪」

有無を言わさない勢いで、持ってきた箱を香に手渡すミック。チラリと見ると『エリ・キタハラ』の文字が・・・

げっっ絵理子さんかよっ。・・・ってことは、香の良さを引き立てる服に決まってるじゃねぇかっ

ガックリとうなだれるリョウ。

絵理子に服まで用意されては断ることが出来ず、ミックに押し切られる形で店に来たのだった。


当日は、かずえは研究が終わらないため来られず、海坊主、ミック、美樹そして香とリョウというメンバーになった。

ナンパをするリョウを見てため息をつく香の隣で、ミックは密かに苦笑いする。

(リョウのヤツ、カオリが綺麗すぎてどうしたらいいのかわかんないんだろうなぁ…。まったく、世話のやけるヤツ。)

今日の香は黒のロングドレスを着ており、アルコールのせいか頬はうっすらとピンク色に染まっていて、色香をまとった極上の美女だった。

隣にミックが居なければ、絶対に店のオトコ共からお誘いがかかっているであろう状況。

店のオトコ共の熱い視線にも気がつかない香は、自信なさげに呟く。

「・・・こんな格好してても、やっぱダメかぁ…」

香のその言葉にミックは驚きの行動をとった。

無言で香の二の腕を掴んで自分の方へ向けると、唇にキスをしたのだ。

一瞬のことで防ぎようがなかった香。ミックをふりきるようにして、逃げるように店を飛び出した。



香を追うように店を出た撩は、数本先の路地裏で香に追いついた。

「おいっ待てよっっ!」

撩は逃げる香の手首を掴んで抱き寄せた。俯く香。

(気の利いた一言すら思いつかないとはな・・・)

香にかける言葉を探しながら、俯いた香の頬に手を添え顔をのぞき込む。ぎゅっと目を瞑ったままの香の唇には、うっすらと血が滲んでいた。

「ったく・・・こんなになるまで擦りやがって・・・。」

親指で香の唇をそっと撫でる。ビクリと肩を震わせて香が顔をあげた。

涙にせいで潤んだ瞳は、頼りなさげに揺れている。

「・・・消毒、しとくか・・・」

そう言うと撩は、香の唇にそっと自分の唇を重ねた・・・






「まったく・・・。撩のヤツは香の事となると冷静な判断ができんようだな・・・。」

苦笑いしながら呟く海坊主。

「ハハハ~ッ・・・やっぱファルコンにはバレちゃってたかぁ~」

笑いながらミックは、右手に隠し持っていた透明のチョコレートの包み紙を取り出し、ヒラヒラさせた。

「まったく・・・。リョウのヤツには世話が焼けるよ。・・・ま、これで少しは前進するんじゃないの~?」

ミックはグラスに残ったバーボンを一気にあおると、ポツリと呟く。

「・・・ちょっと遅れたが、俺からのバースデープレゼントだ・・・。カオリを泣かすなよ?リョウ・・・」



後日、キャッツにきた2人にコトの真相を話したミックは、お返しに香から100㌧のハンマーをもらったそうな・・・
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【2013/04/05 23:17】 | 短編
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